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(共30張PPT)
第十三課　日本人の信仰と宗教
日本文化導讀
目　次
一、新しい語彙
二、本文
　　1．日本的信仰心
　　2．神道
　　3．仏教
　　4．キリスト教
三、問題
新しい語彙
一
東照大権現 (とうしょうだいごんげん) 東照大權現（德川家康的神號）
ハロウィン （Halloween） 　　萬圣節前夕
供養 （くよう） 　　 供養、憑吊亡者
下敷　　　　 （したじき）　　　　　　　 座椅，墊子
アニミズム　 （animism） 泛靈論、萬物有靈論
檀家 　　（だんか） 檀家
帰依 (きえ) 　 　　 皈依
垣間見る　　 （かいまみる）　　　　　　 窺視
　　
新しい語彙
折り合い （おりあい） 折中、妥協
カトリック （オランダ語Katholiek）　 天主教徒
プロテスタント （Protestant） 新教徒
隠れキリシタン （隠れ切支丹） 　　　 地下基督徒
余儀なくされる　（よぎなくされる）　　　　 被迫，無奈
真摯 　（しんし） 真摯、誠懇
危ぶむ　　　　　（あやぶむ）　　　　　　　 擔憂，令人牽掛
司る （つかさどる）　　　　　 掌管、支配
　　
一
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１．日本的信仰心
二、
◆　「無宗教」的な日本人
◆　「習合」的宗教観
本文
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１．日本的信仰心
二
◆　「無宗教」的な日本人
新年は神社に參拝
葬式では仏教
ハロウイン
クリスマス
同時に、いくつもの信仰の対象を合わせ持つ
二、
◆　「習合」的宗教観
１．日本的信仰心
二、
◆　「習合」的宗教観
合計約２億2,000萬人
（日本の総人口のおよそ1.75倍 ）
１．日本的信仰心
二、
◆　「習合」的宗教観
　日本文化を理解するとき鍵になる言葉は「習合」である。神と仏を共存させるように、日本人は様々な工夫した。多くの人を納得させた方法が「習合」であった。
　すべてのものに神様が宿るとする土著信仰と、外來宗教である仏教やキリスト教がおおむね平和に共存してきた。
　七福神のうち、恵比壽を除いて、六柱はインドや中國など海の向こうからやってきた神々である。
　無宗教と言われる日本人は、実はいま流行の國際化や異文化共存を早くから実現してきたとみてよい。 　
七福神
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１．日本的信仰心
2．神道
二、
◆　八百萬の神
◆　経典も教祖もない「宗教」
本文
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２．神道
二、
◆　八百萬の神
　この諺から、日本は多神教の世界で、色々な神様が人々を見守っていることを垣間見ることができる。
　太陽、月、山、海、そして祖霊などが祀られていた。そうしたあらゆるものに宿る神々を「八百萬の神」と呼んでいる。つまり數え切れないほどたくさんの神がこの世には存在しているという考え方である。
　原始的な神道が農耕儀禮と結びつき、様々な「カミ祭り」が行われるようになった。
　自然や祖霊などの神々を祀る場所として神社が作られた 。
二、
◆　八百萬の神
２．神道
二、
信じる
広義的には、神道も立派な宗教の一つと言える。
２．神道
◆　経典も教祖もない「宗教」
二、
◆　経典も教祖もない「宗教」
　神道は6世紀頃に伝わった仏教と次第に折り合いを付け、やがて共存するようになった。その後は仏教寺院と神社が同居する神官寺を數多く建てられた。
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２．神道
３．仏教
二
大乗仏教と「四諦」
日本獨自の宗教體系
本文
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３．仏教
二、
仏教の広がり
釈迦牟尼
◆　大乗仏教と「四諦」
二、
◆　大乗仏教と「四諦」
≥30萬體
7萬5000宇
　
仏教大國としての日本
　現在の日本の仏教徒の大半はいわゆる鎌倉仏教に屬しているという。鎌倉仏教とは鎌倉時代に開かれた諸宗派を指す。 　　
　中でも浄土宗系（浄土真宗）の宗派と日蓮宗系の宗派が特に大きな割合を占めている。これらはいずれも、いわゆる大乗仏教に合類される宗派である。
３．仏教
二、
◆　大乗仏教と「四諦」
「大乗仏教」と「小乗仏教」
　「小乗」と言うのは、少しの者しか救われないという意味で、大乗仏教に対して言われる。
３．仏教
二、
３．仏教
◆　日本獨自の宗教體系
二、
　インドの地に釈迦が出現して日本に伝えられるまで千年以上の時間が経っている。その時間と空間の中で仏教は大きな変化を遂げた。日本で獨自に解釈されることで、釈迦が説いた教えとも微妙に違う様々な宗派が誕生した。そして神道と仏教が融合するという獨自の展開まで遂げた。
日本獨自の展開
３．仏教
◆　日本獨自の宗教體系
二、
◆　日本獨自の宗教體系
神仏習合道場
神仏習合
　
　神道と仏教という2つの宗教が並立して日本に存在したというより、神道と仏教が互いを飲み込んで渾然一體となった日本固有の信仰があると言うべきである。
　神道を信仰する者と仏教に帰依している者を合わせると2億人を超えてしまうのはそのためである。
　
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３．仏教
４．キリスト教
二、
◆　日本におけるキリスト教の布教と弾圧
◆　全人口１％にすぎないクリスチャン
本文
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４．キリスト教
二、
　1549年、宣教師フランシスコ ザビエルが鹿児島に到著し、キリスト教の布教を開始した。その後、ポルトガルの商人とともにやってきた宣教師たちは、日本各地で熱心に布教し、病院や孤児院を作って人々の心をとらえていた。當時キリスト教は西日本を中心に比較的スムーズに広まっていった。
キリスト教の布教
◆　日本におけるキリスト教
の布教と弾圧
二、
◆　日本におけるキリスト教
の布教と弾圧
バテレン追放令
　1873年（明治6年）になって、ようやく明治政府がに禁教令を解き、人々はキリスト教を信仰できるようになった。
４．キリスト教
二、
◆　全人口１％に過ぎ
ないクリスチャン
　現在小學校から大學まで、宗教を背景とした學校が日本全國に849校あるが、そのうち565校がキリスト教系であり、全體に占める割合は66.5％にも及ぶ。つまり、宗教系の學校の３分の２がキリスト教系ということになる。
４．キリスト教
二、
日本のクリスチャン
４．キリスト教
◆　全人口１％にすぎない
クリスチャン
二、
日本人にキリスト教が広まらないのは？
　それは仏教を受け入れ、風土に合わせてアレンジを加えたように、日本はさまざまな宗教の風習に寛容な性格を持っているからである。日本人の大多數は、実際にはいわゆる宗教儀禮に參加してはいるものの、特定の宗教組織に対する帰屬意識が薄い。
４．キリスト教
◆　全人口１％にすぎない
クリスチャン
二、
◆　全人口１％にすぎない
クリスチャン
　現在日本の若いカップルの間ではキリスト教形式の結婚式が一種の流行になっているが、別に不真面目な意図ではなく、神の前で真摯に誓う心で式を挙げる。そういう式を主催するのはしばしば白人系のニセ牧師であるらしいが、多くの日本人はそういうことも特に気にしていない。
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４．キリスト教
問題
三、
次の各問いに答えよ。
(1）日本はなぜさまざまな宗教の信仰に寛容な國と言えるか。
(2) 日本人が「無宗教」的な一面も持ち合わせているのはなぜか。
(3) 七福神の信仰はどうして習合文化の典型と言えるのか。
(4)「捨てる神あれば拾う神あり」とはどんな意味の諺か。
(5)「八百萬の神」とはどんな意味か。
(6) 教典や教祖などを持たない神道がどうして立派な宗教の一つと言えるのか。
(7) 日本はなぜ仏教の大國と言えるのか。
(8) 大乗仏教とはどんな仏教か。
(9) 豊臣秀吉はどうして突如キリスト教を禁止する政策に転換したのか。
(10) 明治時代以降、キリスト教は日本社會にどんな影響を與えてきたか。
ご清聴ありがとうございました。
日本人の信仰と宗教

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